2004-05-11から1日間の記事一覧
と言いつつ、島田雅彦の大放談には、ちょっと(嘘かなり)笑った。古井由吉と高橋源一郎とによる座談会。綿矢りさの活躍をふまえて曰く。 社会に対して、どういうコミットができるのか、あるいはできないのか、それを男性作家は罵詈雑言や饒舌や浮かんでは消…
小林恭二の「さまよう獣」を読んで、川上弘美の「ニシノユキヒコの恋と冒険」を思い出す。どちらも、一見地味、だけれどもかなりのモテ男を題材に扱っているという共通点を持つ。まあ私はニシノユキヒコとつきあう女性たちの方が好みだなあ。みんな死んじゃ…
そんな中、多和田葉子「土木計画」を2回読んだ。1回読んだだけではどうにも理解できない内容となっていたから。要するに、多和田葉子による堂々たるミスリードが含まれているのだけれど、えーと、これっていわゆる「ネタばれ」になっちゃうのかな。特にバ…
ちびちびと「新潮」を読み齧る日々。さすがに100周年記念号とだけあって、内容が充実してる、ような気がする。ふだんの「新潮」にはさほどの食指は動いてなかった筈なのにねえ。