佐藤友哉「死体と、」

 今回はじめて佐藤氏の作品に触れた。そういう人も多かろうと思う。1980生まれ。上の日経の記事によれば「Y世代」、だそうです。ふむ。で、感想はというと・・・うーん、あと5歳若かったらなあ、絶賛してたかもしれない。作品として、うまいもんね。その上で、「死の描き方が嫌」なんて言い草は既に織り込み済みのことなんだろうし。5年間で、自身の「死」に対する考え方が激変したというのもあるし。要するに、“客”として眼中に入れられていないんだろうな、とちらと疎外感を抱く。