久びさニューズウィーク

 台風23号上陸。あまやどりがてら入った書店で「ニューズウィーク」を購入する。最近はこうした衝動買いをしていなかったのだけれど、しばし避難場所を貸してくれたことに感謝の意を込めて。もちろん、ぱっと見でおもしろそうだったからなのですが。
 クリストファー・リーブの記事には、ちょっと泣けたなあ。<彼は貴重な時間を一瞬たりとも無駄にはしなかった>だそうで。合わせて、<リーブも聖人ではなかった。厚かましく自信過剰で、人をいらだたせる一面もあった>なんて記述もあり。きちんとバランスを考えての配置なのでしょうか。まじめな話、彼を失ったことで、難病治療の財団は危機に立たされた、とか。ふーむ。有名人、つーか「イコン」のパワーはかくも大きい、と見るか、もしくは、そういうのに頼らざるを得ない現状ってものをどう考えるか、と悩むか。まあ当然政治にも関わる話題ではあるわけで。
 ところで、アメリカでは<15万組以上の同性カップルが18歳未満の子供を少なくとも一人は育てている>ってのはほんとうですか?(「子供だってカミングアウト」。)ゲイの読者を見越してのヨイショ記事じゃなくて?これは、それこそ日本では考えられないなあ、と思いつつ、そういえば橋口亮輔監督の「ハッシュ!」って映画ではゲイのカップルと一人の女性が子供を作ろうとする話で、とすると、その内日本でもゲイカップルが子供を育てるなんて環境がふつうになるのでしょうか。そもそも、アメリカでのそれだって、歴史がかなり浅いとは思うけど。正直、写真を見る限りでは、ちょっとした違和感あり。あ、これは慣れの問題かな。<レズビアンカップルに育てられた場合、男の子は優しく、女の子はやや積極的な傾向がある。性に関しては、女の子はやや大胆で、男の子はおくてだった>だそうです。ほんとか?
 にしても、ひさびさに予定外の雑誌ってのを買うと、どうにも処置が困るね。いや、近々捨てるのだけれど、それもちょこっと胸の痛む行為で。目次だけ取っといて、必要があれば図書館で再び読む、なんて強者がいましたね。そういや。