堀江貴文「稼ぐが勝ち」

稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方
 うーむ。今回ぼくが一番感心したのはこの人の死生観。死生観というか、まあつまり、科学が進歩すれば死なずにすむのではないかという考え。そのためにも、「お金は必須である」と。
 なるほどなあ。これは一種の信仰ですね。いや、彼、この本の中で「宗教は現実逃避である」と批判しているけど、なに、上の考えだって十分宗教の名に値すると思います。
 行動力というのは、こうした「信ずる心」がないと発揮できないものなのか。それとも、行動力があったからこそ、こうした「信ずる心」が出て来たのか。どっちでしょう。
 まあ、何にせよ、やはりこの人の言葉づかいは面白いです。ちらと、村上龍を連想させたり(彼の感想聞けないかな。あと、ニートの大家、玄田有史の感想も)。