神戸美和子雑感

 なんとなく、ドラマ「富豪刑事」が始まる前までは、鈴木由美子原作の「白鳥麗子でございます!」(古い?)みたいになるんじゃないかと思っていたのです。いや、鈴木保奈美のときも松雪泰子のときも、じっくりとは見ていなかったのだけれど。だって、原作の主人公が男性のところを女性にするといったら、どうしてもそうした勘繰りが働いてしまうのは致し方ないでしょう?つまり、美貌と財力を鼻にかけたお嬢様。深田恭子なら、余裕で(少なくとも外見では)そのタイプを演じられるだろうし。って、別に、「白鳥麗子」を疎んじているわけじゃないですよ。ただ、平成も17年、バブルなんて遠い昔にはじけた現在、フィクションにおける「白鳥麗子」な女は「ステレオタイプ」の範疇に入るだろうと思って。今更、その手のドラマを見せられても真剣に面白がれるのかどうか…といった懸念は、第一話を見ることで吹き飛びました。はい。恋愛要素のさじ加減も絶妙ですしね。ただ、上にも書いたけど、「名探偵」役の使いまわしは、やっぱりちょっと困るなあ。飽きに繋がらないかと、心配したりしてね。