週刊新潮

 福田和也絲山秋子の「逃亡くそたわけ」を紹介している。彼女は、小説で使う曲のセンスがよいとベタ褒めだ。ちなみに、今作ではTheピーズの曲を使っているとのこと。締めくくりも素晴らしいと絶賛。題名についての言及はされていなかった。
 来週半ばに、新潮社から養老孟司のムックが出るらしい。養老先生がアインシュタインばりにあかんべえをしている広告が載っている。そして表紙には、こんなところに登場するとは意外、高橋留美子の名が記されている。高橋留美子小学館ではなく新潮社に加担するとは。さらに、その下には「センセイの鞄」なる言葉が。いわずと知れた、川上弘美のベストセラー小説の名だ。いったい、新潮社はこのムックにおける読者像をいかように想定しているのだろうか。