伯父と居候

よくよく調べてみたら、小島功って1928年生まれなんだね。そして姪っ子の安野モヨコが1971年生まれ。ふーん。ずいぶん年上の伯父さんなんだな。
まあこれは自分自身に即してものを見過ぎなのかもしれないけれど、1971年生まれの子に1928年生まれの伯父さんがいるって、何だかずいぶん珍しい話じゃないかな。私が1974年生まれだから、だいたい彼女と同世代と考えて(だいたいっすよ)……うーん、1928年生まれの伯父かあ。やっぱり、ずいぶんと違和感があるなあ。つまり、あまりに年が上過ぎるってこと。両親は、何年生まれなんだろう。プリンツ21に載ってる安野モヨコの母と祖父の写真は、そんなにずば抜けて年が上には見えないのだけれどなあ。
あと、ちょっと前回の話題の付け足し。そう、私と彼女って、あまり年が離れていないんだ。だから、はっきり言って、彼女が小さい頃に伯父と同居してたって話を聞いて、「へえ、なんだかちゃぶ台とか使ってそうな世界だな」と感心したのです。サザエさん的世界だなと。(ノリスケが磯野家に居候していたエピソードを思い出してる。)正直、同時代の人間の話とは思えず……、って、これは単に私の耳にそうした話題が入ってこなかっただけなのかな? 
子供にとって、居候ってのはワクワクする存在で、だからこそマンガでその手のジャンルが変わらずに続いていることを思えば、やっぱり安野モヨコ版「わたしのおじさん」を読んでみたいような気もしつつ……実際のところ、そうワクワクばかりはしてられないんだろうな。居候未経験者でもそのくらいは想像できる。逆に(?)伯母ならよかったのかも。安野家に、魅力的なマンガ家の伯母がやってきて、とか。そういう方が安野モヨコの筆も進むだろうし。って、完璧に大きなお世話だ。