クマとインテリ

もともと、地元のヴィレッジヴァンガードで表紙に興味を持っていたのだけれど、先日買った「このマンガがすごい!2006・オンナ版」で褒められていたので、購入に至ったという次第であります。
「イタリア男、スーツ、眼鏡がテーマの小粋なCOMIC」(裏表紙より)だそうで。ふむ。確かに、こうした雰囲気は、マンガでないと作れないかもなあ。フィクションとしてのイタリア。ジェラートも美味しそうだし。いい感じです。(つまり、単純に、basso氏の絵柄に惚れました。)
個人的には、3篇目の「マニフェスト」という短篇がいちばん楽しめたかな。ノンケだと思っていた男が、実は…………みたいな話って、えーと、管轄外なのだけれど、BL系ではよく出てくるシチュエーションなんですか? ふつうの、ゲイがゲイを好きになる話より、まあ振幅数は格段に大きいっすよね。(折伏に通じる感情なのか?)しかも、ちゃんとメガネ男子、他の短篇と違って、泣きながら鼻水も垂らしてるしね。

クマとインテリ (EDGE COMIX)

クマとインテリ (EDGE COMIX)