2005-11-20から1日間の記事一覧

本当はちがうんだ日記

穂村弘のエッセイ集。たとえ短歌じゃなくっても、このキュートさは希少っすね。 12月、ひとりぼんやりと「今年のクリスマスはどうしよう」と考えていた氏も、無事、結婚相手と古本屋散策を楽しめるようになったみたいで、まずはめでたいです。けれども、それ…

蓼喰う虫 (新潮文庫)

一月ほど前、『細雪』を読了したので、ついでにと、他の谷崎作品にも手を伸ばしてみました。いやー、これを読む前は、てっきり「スワッピング小説」かと勘違いしていたのですが、とんでもないっすね。そんな、単純なジャンル分けできる代物じゃありませんで…

乱世を生きる ―市場原理は嘘かもしれない (集英社新書)

『「わからない」という方法』、『上司は思いつきでものを言う』に続く、橋本治の集英社新書シリーズ第3作。対象は、やっぱりサラリーマンということになるのだろうけれど、うむむ、前2作よりもふくざつな内容だったなあ。扱っている題材が、経済というこ…

ご臨終メディア ―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)

森達也が森巣博を引き込んでの対談集。ふ、ふー。いささか生臭さは漂うものの、ここまで怒るおじさんたちがいなければ、今の日本のメディアはぐしゃぐしゃに崩れ落ちてしまうのかもしれません。ただ、ちょっと、読み返す気にはなれない……。ひさびさに、“団塊…