ファンなりたて

 にしても、小田扉はおもしろいですね。何を今さら、と言われそうですが、ひさびさです、ある特定個人にここまで夢中になれるのって。もしかすると、ナンシー関以来かもしれない。そのくらい、好き。例えば、パソコン猫エレキが出て来る回でも、きちんと隣の大鳥さんが引っ越してくる伏線がはられてて、実を言うと、単なるつじつま合わせだったのかもしれないけれど、見ているこちらとしては、その整合性に、もうめろめろ。あがめたてまつりたくなります。
 と、まあ、このように、いったんほれるとかなりしつこくほれぬくタイプなのですが――だれが言ってたんだろう、例によってばななかな――この熱が引いた際の虚脱感を思うと、今から、何か、背筋の冷えるものがあります。飽きさせないで欲しい、小田扉。ずっと好きでいさせて欲しい。つーても、それはまたずいぶんと酷な注文なんだろうなあ……。(ため息。)