2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

脱会信者みたい

小学生の頃から、漫画家になりたくて、最大の恐怖が「漫画家になれずに死ぬこと」だったから、それ以外の望みすべてを放棄するほど、かなり真剣に努力をしていた。が、後年、漫画が自分に与えた影響を全面的に良しとすることができなくなって、「他に結婚し…

58年生のリアル

ひとから借りて、「最強伝説 黒沢」のVol.1を読む。どうしたってここに、リアルな男の負け犬像を見てしまう。ああ、負け犬ってつかっちゃいけなかったんだっけ。でもなあ。44歳。独身。オヤジ、ではなく、オヤジにもなれない「歳男(としお)」と自称する主…

第二の読書(未遂)

伊坂幸太郎くんの「チルドレン」に手を出してみるも、第一話で挫折。ごめん。おもしろがりかたがわからなかったです。書店員女性に人気があるとか。色男ってことは認めます。

第一の読書

吉田修一の「東京湾景」が次回の月9(なんてもう言わないか)ドラマの原作に選ばれたとか。ふーん。よかったね吉田くん。と素直に思う。これで一躍全国に名が知れ渡るね。もちろん、「芥川賞作家」ということで、その筋に興味があるひとには十分馴染み深い…

こんなこともあった

小学一年の頃、「妹はキューピー人形に似てる」という作文を書いて、学級文集に載ったことがある。嬉しかった。よくそんなことを考えつくね、と褒められて有頂天になった。それから数日後、同じマンションの少年が、あるマンガ(失念)の一シーンを「おもし…

たまらんなあ

http://www.angelfire.com/anime4/pandadog/Enter/PandaDog.htm あまりにかわいいから掲載。パンダ犬だそうです。反則だなあ。

歴史無知

関係ないけど、チャーチルというのは、単に首相をやってただけじゃなく、ノーベル文学賞も取ってたんだ。けっこう驚き。今はじめて知ったよ。

結城秀雄「ジョイスを読む」を読む

ふーん。そっかあ。ジェイムス・ジョイスの「ユリシーズ」が刊行された際、ヘミングウェイはパンツの下に本を隠し、アメリカに「密輸」したんだ。なんだか勝新みたいだな。パンツの下、というのは密輸の常套手段であるのかな。それからそれから、口を極めて…

目撃

きょうは原宿駅周辺で殺生丸を見ました。ゴスロリの少女たちに髪の毛を引っ張られ、痛々しかったです。

ドラえもんのループ

大人になったのび太は、ドラえもんが小学生の自分とタイムマシンでやって来ても、特に感動を見せない。ときどきそうしてタイムマシンでやって来るから? にしても。大人になったのび太のところに、ドラえもんはもういないはずなのに。これがオバQになると、…

高島屋で絵を見る

千住博展に行ってきた。入り口には、秋元康、竹村健一、片岡鶴太郎、川島なお美、田中真紀子の送った花々が所狭しと飾られている。うーん、かなりに、微妙な顔ぶれ。そこでしばし躊躇したのだけれど、いざ入ってみると、けっこう良さげな雰囲気。はじめにウ…

大雑把

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040611i403.htm 犬は3歳児並の言語能力を持つ、のだそうだ。うちの犬はもっと賢い、と思ったひとも多いことだろう。実際、うちの芽衣さんだって。以下自慢話になるので割愛。しかし、どう少なく見積もっても、そこ…

三回忌

2年前の今日。ナンシー関が逝去した。享年39歳。ふう。あれから2年かあ。とかなりに感慨深い。午後1時過ぎ、仕事場で、前の席に座っている女性が「ナンシー関が死にましたね」というのを聞いて、すぐには「あの」ナンシーと結びつかなかった。同姓同名の…

文藝春秋座り読み

「最近小説以外ではまってることは?」と田辺聖子に訊かれ、綿矢りさ答えて曰く、「うーん、麻雀かなあ」。ほう、さすが早稲田の学生、伝統芸に忠実だね、とわけのわからない感想を抱いて読み進めるに、実はパソコンの麻雀ゲームであることが判明。「男子学…

半年に一度

水泳後、近所の歯医者で歯石を取る。「わー、かなりたまってますねえ」と言われてちょっと安心。これが、逆に、「そんな、気にするほどじゃないですよ」なんて言われると「来なきゃよかった・・・」と落ち込んでしまう微妙な来客心理。わかるかなあ。まだ一…

アンチテーゼ

映画やマンガで、外見を変身させる薬はあるのだけれど、内面を変身させる薬にはまだお目にかかったことはない。と思う。とりかえばや(相互入れ替え)、の話なら珍しくはないのだけれど。例えば、キャンデーをなめると、心は幼児のままで体は成人になってし…

題惚れ

「放浪時代/アパアトの女たちと僕と」。うひー。なんかいい題じゃないっすか。「どこが?」という声はこの際脇におき。著者、竜胆寺雄。知らないなあ。そういや村上春樹のエッセイにちらと出て来たような。 読むようにと人に勧められていた龍膽寺雄全集を三…

これの影響か

見ましたよ「徹子の部屋」。ゲストに桐野夏生。けっこうおもしろかったっすね。桐野さん、写真で見るより、生きて動いてる方が断然美人だな。そしてかなりのハスキーボイス。松浦理英子がアプローチかけるのもわからないでもない。って、嘘です。でもなんか…

プチ慧眼

「女性セブン」の広告で、例の長崎佐世保市の事件を、桐野夏生「グロテスク」になぞらえている文章を見て、へぇ〜と感心する。感心、はひどいか。まあ正直「プチ慧眼」くらいには思った。さすが女性誌。ってこの感心の仕方はほんとアレなんだけど、女子児童…

脱線

第三者の「妻」を呼ぶ際に「奥さん」以外の名称はないのか、なんて、上の文章を書きながら思ったね。それこそ「妻」じゃおかしいし。「つれあい」も、なあ。

人生の墓場

38歳女性。テレビを見て愚痴ばかり言ってる義理母にもうウンザリ。テレビで病人を見ると「おーやだ」。天気予報が外れると「うそつき!」。行方不明者を探す番組には「どうせ死んでる」。こんな義理母とどうつきあえばいいのでしょうか。とは、本日の読売新…

洗脳プロパー

今読んでるのは、苫米地英人の「洗脳原論」。まあ題名があれなんですけど(ついでに表紙もなになんですけど)、仕事で疲れた頭にスラスラしみこむおもしろさ。危ないかな。これを読みながら、あー、このひとと池田晶子を会わせてみてえ、と切に思った。果た…

ブーム来るかな?

読むかどうかわからないのだけれど、近場の本屋で最近やたら腰を据えて売り出してるのが、この本、「ダ・ヴィンチ・コード」。養老孟司や荒俣宏が推薦、なんて文字が踊る。全米で650万部。つーてもいまいちリアリティ湧かず。日本でも、まああれだけやって売…

テンション高い

仕事で疲れて帰ってきて、新聞をむやみやたらとおもしろがってちゃ、やっぱ駄目か。しかも、それが、時事関係じゃなく、例えば町田康の小説だとか。ああ、おもしろい。笑い過ぎて肺が痛いっすよ。ほんと。それから、小倉千加子が「若者世代は、正社員と非正…

id:matterhornさん(私信)

ああ、ありがとうございます。おかげさまで、たくさんのひとに訪れてもらえて、もう、ほんとに、感慨無量です。にしても、このはてなのつきあいってのは、端で見ていて、うらやましいな、と思うのと同時に、そのうらやましさが嵩じて、「逆転」することもあ…

世論操作

「バトル・ロワイアル」の旗色が悪いね。しかし、この作品がスケープゴートにされてるとは、星野智幸の日記を読むまで全然気付かなかった。むしろ、作者の高見広春はどう考えてるのかなあ、とそっちの方ばかり気になっていた。その「気になりかた」に、多少…

「孝行」孝

正直、「親孝行」なるものに縛られている。期待と反発、そして老い。なんだか、香山リカや山田昌弘が泣いて喜びそうなケースだ。橋本治は、こういう状態をこそ「マザコン」「ファザコン」と呼んだ。そう、まさに、「complex(複雑)」。いや、今なら「儒教の…

セラピー犬

92歳になる祖父の口数が少なくなった。別に、頭が惚けているわけではない。おそらく、毎晩の晩酌を禁じられているからだろうと踏んでいた。が、ここで意外な意見が。「芽衣さんが死んだからに他ならない」。私の母親の意見。つまりは、祖父の娘の意見。うー…

くりくり君

中学3年の頃、「俺が自殺をしないのは両親を悲しませたくないからだ」と語る同級生がいた。重ねて、「その問題さえ解決すれば、すぐにでも実行するだろう」とも。聞いていた連中(私を含む)は、無感動に「ふーん・・・」と呟いたきりだったけれど、かなり…

顔話一致

主演ジャック・ブラック、この顔が正直苦手で、観るのを敬遠していた「スクール・オブ・ロック」*1。高橋源一郎の日記や、毎日新聞で取り上げられていた(「音楽は顔でやるんじゃない!」)のをきっかけに、どれどれ、といった感じで覗いてみる。結論。確か…