2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

来年の日記

通常の1冊に加え、もう1冊買ったよ。毎度おなじみレッツのA5、厚いのと薄いの。 毎年、日記を買うと、来年もまた生きていこうとするのであるなあ、と、その姿勢に自分でちょっとしみじみする。「生きていくのであるなあ」、ではなく、「生きていこうとする…

三島/川端

川端康成の自殺が三島由紀夫のそれと関係しているという話は聞いたことがあったけど、まさか、三島の自殺がノーベル賞を取れなかったことと関係しているとは。ドナルド・キーンがきのうの読売で書いてたんだ。(保留付きで。)正直言って、今回はじめて目に…

働く男

あら。パフィーがユニコーンの「働く男」をカバーしてるよ。「働きマン」の主題歌で。なつかしいな。ぼくなんかはすなおに「夢で逢えたら」のオープニングを思い出すね。いや、いまちょっとサザンの「フリフリ’65」の映像と混ざったな。まあそれはともかく。…

読みたい書評

朝日新聞に載った南伸坊による「仏像のひみつ」評、いい文だったとの評判をあちこちで目にする。が、ウェブ上で探しても、少なくともぼくは見つけることはできなかった。帯に使われているその一部を抜き書きすると、 いままで、誰もがする、してしまうような…

第4の相

全ての物質は以下の3相に分類される。すなわち、個体、液体、気体、という具合に。だが、ここで疑問が生じる。われわれがふだんよく目にする「火」という物体は、これら3相のいずれに分類されるのだろう? ――という疑問を長年抱いていたのだけれど、さっき…

落語CDの本

前にラジオで言ってた宮藤官九郎が荒川良々の為に作ったって落語がおもしろかったから(多摩センターの名の由来に関する品)、ふーん、やっぱり落語ってきちんと押さえといたほうがいいのかなあと、今さらながら、京須偕充著「古典落語CDの名盤」に手を出し…

記録更新

「定本 映画術」って本を買ってきた。値段を言うのは野暮だが、4000円する。たかいほん……。記録更新。トリュフォーがヒッチコックにインタビューしたブツだ。図鑑みたいな感じ。ナンシー関の言を借りれば、まさに「凶器になる」くらいの厚さ大きさ。わくわく…

応援派

下がってるのかな、視聴率? あ、「芋たこなんきん」のはなしなんだけど。いやー好きなんだよなーわしあの世界。でも、通常の時間では見ることができないから録画してるんだ。――という輩が、けっこういそうな気がするな。応援派なんで。オレ。今回。「芋たこ…

赤ひげ

3時間中1秒たりとも退屈する隙がなかった。黒澤明の「赤ひげ」。見る前はこれっぽっちも期待のきの字も抱いていなかったのに。どころか、3時間の長さを知り、軽く(すまん)うんざりしたくらいなのに。凄いね。ほんと驚いた。女の怖さがもろに出まくり。…

仏像のひみつ

いま丸善で本を買うと、東京国立博物館でやっている仏像展の割引券がやたらと本の間に挟まれてくるんだ。もう6枚はたまったかな? 仏像なんてのは、絶対にお寺で見るべき、なんていうずいぶんと保守的な考えの持ち主なものだから、まあたぶん行かないだろう…

少女映画

ずっと気になってたんだ。岡崎京子「くちびるから散弾銃」に載ってた映画のタイトルが。主人公を含む女性3人は、この映画に想を得て、外で食事をするというものだったんだけど、現在、このマンガ、手元になくてね。Amazonで買ってもよかったのだけれど、そ…

高い本

今月末に、大辞林の3版が出るそうで。買うのかな? 自分。ここんとこ、わりに第2版をめくる機会が増えているので、もしかするともしかして、そういうことになるのかもしれないなあとぼんやりと思ったりもする。べつに、電子辞書に入ってる広辞苑でも構わな…

谷崎をしのぐ

あれー、どこかで読んだ文章だなあ、と金井美恵子「快適生活研究」に引用されている文章を読んで思ったのだけれど、そうそう、これだった。 http://72.14.235.104/search?q=cache:Piz0WITk384J:www.gslb.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/news/200…

因幡くん

そういえば、「うる星やつら」、ワニのエピソードのすぐ前に、白兎の着ぐるみを着た因幡くんという男の子が出て来る話があったね。ワニと因幡の白兎……。あーごめんなさいきのうに引き続きマイナーな話題で。ただ、ちょっと現在、当時の高橋留美子と「古事記…

ワニ信仰

「水晶内制度」が面白かったから、巻末の参考文献に載っていた「出雲神話」って本にも手を出してみたんだ。講談社現代新書。1976年10月初版。いやー、出て来る単語がぜんぜん読めねー。「国造(クニノミヤツコ)」「神賀詞(カムヨゴト)」……。文字通り辞書…

マンガ原作大嫌い

――とか言ってたねきのう古田新太のラジオ(ふるチン)で磯山晶が。基本的には自分の描いたもの以外石にかじりついてでもマンガ原作のドラマを作るのは避けたい(大意)とも。りっぱだなー。と言いつつ「花より男子」はふつうに楽しんで見たそうだけれど。あ…

ニッチ

意外といえば意外だよ。割にコンスタントに「牽制」の書き順を調べにここを訪れてる人がいるんだ。あ、でももしかするとみんな同じ人なのかな? ちょっとは世間様のお役に立てたのだろうかと顔がにやついてしまったものでね。かるく報告。(たとい同一人物で…

9番

そうそう。見たよとうとう。「太陽を盗んだ男」。おもしろかったねー。皇居付近でバスジャックする爺さんのエピソードからもう目は釘つけ状態。沢田研二は色っぽいし。ぼくの中学の時の数学の先生は、自分でもネタにするほどかなり熱烈なジュリーファンだっ…

脱影響

ここ数日、意識して、ナンシー関文体からの脱却を試みてるんだ。具体的にいうと、「〜っす」と「ってゆーか」を使わないことの2点だね。さらに言うと「〜なのかも」といった「かも」付きの文章も排せたら排したいなと思っているのだけれど、さすがにこれは…

堅固な世界

なつかしい。筒井康隆「旅のラゴス」を再読したよ。ぼくが昔読んだのは徳間文庫版だったんだけど、いつの間にか新潮文庫にも収録されてたんだね。 ところで、新潮文庫の筒井康隆、けっこう絶版になってんだなー。短編は自選集に入ってんのかもしれないけれど…

夢の記載

細野晴臣だって夢の記載を習慣としているらしい。「アンビエント・ドライヴァー」内に2つ、それに触れている箇所あったよ。写そうかな――。 何かで「あれ?」と感じたとき、あるいは「ちょっと待てよ」と思ったときには、それを必ず書き留めるようにしている…

少し酸欠

けっこう恥ずかしいものがあるね。ふつうに人が行き交う中でぽーとオカリナの試し吹きをするのは。もしかすると、よく音が響くような作りになっていたのかもしれない。山野楽器店内じたいが。そんなことないのかな。単に、こっちが、吹くのがはじめてだった…

猩猩/西瓜

最近やたらと目にするんだ。この「猩猩(しょうじょう)」って単語。Wikipediaでは、「もののけ姫」にも登場するなんてことが書いてある。(ちなみに未見。)中国の伝説上の動物、もしくは、オランウータンの和名だとか。でも、まあ、そうした猩猩じたいによ…

快適生活

金井美恵子の新作が、今月6日に出るらしいよ。その名も「快適生活研究」。「一冊の本」10月号から抜き書きしてみると、 快適生活を送るには、純な自己愛とお金が必要?! 輝く知性と繊細・過激・流麗な文体がまたまた優雅に炸裂する大傑作! 愛とイロニーと笑…

山野楽器

電話してみたんだ。アケタのオカリナを扱ってる楽器店を教えてくれるっていうんで。プリマ楽器ってとこに。そしたら、「土日祝日は営業しておりません」との留守電のメッセージが。 うーむ。 さて、どうしたものかとしばし悩んだのもつかの間、やはり、偉大…