2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雑記連発

しばらくこの「雑記」方式で続けていこうかなと思っております。しかし、文章を書くことで精神が静まるなんてのは、あまり期待しない方がいいですね。よく見かける言説ではあるけれど。橋本治は、文章を書くことと酒を飲むことを同一に捉えてて(確かにどっ…

vulnerability

いじめにより団結する人間の本能、みたいな話に、「息子が老親を虐待するケース」ってのは当て嵌まらないか、と思いつつ、今回のイラク人虐待のニュースに、「これはそっち系なのかな」と思って、まあ思ってもしょうがないだけれど、とにかく、いやーなニュ…

自然の必然

養老孟司「死の壁」読了。昨年の「バカの壁」で思った「これって今までの二番煎じじゃん」を今回はさほど感じなかった。本人は謙遜してそんなことを言っていますが。中に「死とウンコ」の関連について考察している箇所がある。つまり、脳の扱える範囲外とし…

お買得だった

昨日買った「新潮」をぱらぱらと。はっきし言って読むの遅いです。そんな中でも掘り出し物がいくつか。つまり「記憶に残るだろうな」という物件。池澤夏樹「人生の広場」(村上春樹によくこうした会話系の短編があるよね)。町田康「一言主の神」(笑った笑…

ライバル関係

水木しげるが手塚治虫をモデルに「一番病」なるマンガを描いたと前に書いたが、もしかすると、「火の鳥」鳳凰編は、手塚治虫が水木しげるをモデルに描いたのでは、とふと思ったり。あの主人公は水木しげると同じく片手、だしなあ。しかも怪物画が異様に上手…

宮藤官九郎「おぬしの体からワインが出て来るが良かろう」*1

ナンシー関に彫られたときの話が出てくる。彫られてから、けっこうあとになって知ったとのこと。ふーん、そういうのってまわりのひとが教えてあげないんだなあ。かなり、辛辣なことを書かれていたと記憶する。けれども、あまり気にした様子もなく、 それでも…

ドラムライン

http://www.foxjapan.com/movies/drumline/ 黒人の身体能力をまざまざを見せ付けられて、今も酩酊状態。まああくまで映画の中での話なんだけど、それでも。 ドラムの天才デヴォン君が、新しく入った大学で、仲間たちとの様々な葛藤を通じ成長していく話。と…

「新潮」購入

http://www.shinchosha.co.jp/shincho/index.html 白地に赤く「創刊一〇〇周年記念特大号」との文字が。内容も豪華。大江健三郎のエッセイ「難関突破」に始まり、「創作特集 文学の”永遠”」。池澤夏樹、江國香織・・・という具合に50音順に著名作家がその名…

リフレクソロジ―を受けてきた(初)

気持ちよい・・・のかどうかはよくわからないのだけれど、「来週も行こうかな」って気には確実にさせられます。

めまい

大学生の頃は、平気で3ヶ月くらい誰とも喋らずに暮らしていた。アパートにひとり籠って、図書館で借りた本を眺める、そんな日々。よく「長期間ひとと喋らなければ精神に異常をきたす」なんて言葉を見かけるけれど、別に、全然へっちゃらだったね。むしろ、…

四元康祐「ゴールデンアワー」*2

詩なんて私のいる世界とは絶対縁がないと思い込んでいたから、この本のおもしろさに満足しつつも、いや、このおもしろがり方ってけっこう本筋から激しくずれてんじゃない? と訝ったり。目次をぱらっとめくると「天才バカボン」に始まり「ゲゲゲの鬼太郎」「…

待ち遠しい

ほう。次の連休は7月17日〜19日ですか。7月19日(月)が「海の日」ってことで。2ヶ月先・・・。ま、その後は夏休みだしね。

ヨーヨー・マ「オブリガード・ブラジル 〜ライブ・イン・コンサート」*3

えーと、全編ブラジル音楽、と断定していいのでしょうか。ボサノヴァもある。昨年出した「オブリガード・ブラジル」のライブ版。“初回生産限定版DVD“の文句に惹かれて手に取った次第。 ああ、やっぱり「リベルタンゴ」は聴かせるねえ。通常聴かれている版よ…

ヒットキーワード

ここんとこよくキーワードで引っかかってくるのが「橋本治」と「池田晶子」。特に「池田晶子」は凄いなー。前に(いつだったろう?)一日に70件もヒットしてビックリした覚えがある。何があったんだろうその時。このひとが現代社会にヴィヴィッドに関わるな…

鈴木一朗2冊

マリナーズイチローとラーメンズ小林をライバル視している身にとって(嘘だが)なかなか刺激に富んだ2冊だった。1冊は今年の4月に出た「キャッチボール ICHIRO meets you」*1、糸井重里との対談。もう1冊は昨年の7月に出た「イチロー 北野武 キャッチボ…

パーティー★モンスター

http://www.partymonster.jp/ シネマライズで観たんだけど、「トランスレーション」がものすごい行列なのに対し(松本人志が「日経エンタ」でめちゃくちゃにけなしてましたね)、こちらは全席4割が埋まってるという程度。伝説のクラブ・キッズ、マイケル・…

波風立たず

水木しげる「水木サンの幸福論」*1読了。まあ題名がアレなのだけれど、中身はかなりの充実ぶり。日経に連載されてた「私の履歴書」がメインとなってる。笑った笑った。つーか、おおいに勇気づけられました。こういうひとって、ほんと表に出にくいんだろうな…

古本街散策

昨年のGWは「中央線なヒト」の影響で、実際に中央線沿線を散策。中野とか高円寺とか西荻とかそこらへん。ふう。楽しかった。やはり縁のない人間にとってあの付近はある種“憧れ”であるのです。で、今年はというと、山崎まどか著「ブック・イン・ピンク」*1で…

橋本治「いま私たちが考えるべきこと」*4

橋本さんは、やさしいな〜。「考える人」連載分に、一章新たに付け加えられてる。おお、ボーナストラック。ってこのくらいのことプロならふつうか。しかし、その向日性がね。やっぱいいなあ。誤読なのかもしれないけど、連載時は、「あれ、昔の元気はどこに…

きょうの朝食

バナナトーストであります。バナナを輪切りにして、砂糖とシナモンをちょっぴりかける。んでもって、パンに乗っけてチンすればできあがり。かんたん旨し。だけれども、こうした連休くらいにしか作ろうとは思えない。作る、なんてそんな大げさなもんじゃない…

永遠のモータウン

http://www.eiennomotown.com/ 60年代、マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーのバックバンドとして活躍したファンク・ブラザーズを巡るドキュメンタリー。いやー、ライブが実にきもちい。映画館では大音響で音楽がかかるから、まあ生演奏の8割くらい…

イサベル・アジェンデ「天使の運命」*5

この小説を読んでると、いかに自分がひとつの視点の小説に慣れ親しんでいたかがわかる。ぜんぜん、視点がばらばらなんだもんなー。主人公の心のつぶやきのすぐ後に、育ての親が考えている事が書かれていたりするから、正直ちょっと読むのに手間どった。こう…

数の魔だよ、あれ

Web

本当は戦争に負けているのに、その事実に目をつむり「いや、日本は勝ってるんだ」と主張する南米の日系人たちの心境をおもんぱかると、いや〜、なかなか物哀しいものがありますね。って、これ決して上に立って言っているのではなく(そう見えたらごめんなさ…

注意ワード2

なんだか今日は「勝ち組・負け組」ってキーワードで訪れるひとがやたらと多いです。何ででしょう。連休の初日なのにね。はてなによる説明では、 戦前にブラジルへ渡った日系移民の間で、日本が敗戦した後もその「負け」を認めず「勝っている」と主張する人と…

連休初日の読書

福田和也の先月出た本(題は伏せる)を読んで、うーん、私も百科事典くらいインストールしようかなとちらと思った。ちらとです。実行するかは未定。と同時に、「偏見を偏見として意識しているならいくらでも偏見など持っていても構わない」発言には、どうす…

連休初日のプール

単なる気分の問題で、いつもの半分の距離を泳いで切り上げる。まあまたこの連休中に行くかもしれないが。知ってるひとがひとりもいないでさみしかった。みんなまだ寝てんのかな。連休初日からはりきり過ぎたか。甘ったるいアメリカンオールディーズが更衣室…